mihai’s blog

本のレビューをメインに活動してます

書評

猫の代わりに人間を入れたら?「思考実験-科学が生まれるとき」のレビュー

本書では思考実験について論じています。本書について感想を述べる前に、重要な概念である仮説演繹法について説明しようと思います。 演繹法は真理や法則を用意し、それを論理的に具体的なものに当てはめます。真理や法則が真なら必ず真になります。 帰納法…

オックスフォード&ケンブリッジ大学 「世界一考えさせられる」入試問題 「あなたは自分を利口だと思いますか?」のレビュー

突然ですが「あなたは自分が利口だと思いますか」。これはケンブリッジ大学の法学部で出された質問だそうです。いいえと答えると面接に落ちてしまいそう。かといってはいと答えると、面接官に、本当に利口な人間は自分のことを利口とは言わないと思われ、悪…

「the four GAFA 四騎士が創り変えた世界」のレビュー

こんにちは。この記事では「the four GAFA 四騎士が創り変えた世界」の大まかな内容と僕がこの本を読んだ感想について書いていきたいと思います。 本書が出てからいろんな変化がありました。GAFAの一角を占めるフェイスブックは2021年10月に社名をメタ…

仕事に就けるかは読解力がカギ?「AIvs教科書が読めない子どもたち」のレビュー

こんにちは。この記事では「AIvs教科書の読めない子どもたち」の内容をまとめ感想を書いていこうと思います。著書は新井紀子さん。著者は「ロボットは東大に入れるか」というプロジェクトを立ち上げました。メディアでは東ロボ君の愛称で取り上げられ、知っ…

大人の教養3のレビューその3

この記事では大人の教養3の第三章ーデータ経済とDXーについてレビューしていこうと思います。皆さんの中にはDX(デジタルトランスフォーメーション)という言葉を聞いたことがある人も多いと思います。これはウメヲ大学教授であるエリック・ストルターマン氏…

「大人の教養3」のレビューその2

前回のブログで本書のレビューを完結させようと思ったのですが思いのほか長くなってしまったので、6分割することにしました。今回は2弾目です。第2章ウイルスと現代社会ー人類は感染症を克服できるのか 新型コロナウイルスは私たちの生活を大きく変えました…

教養とは過去を未来に生かす技術。「大人の教養3」のレビューその1

本書は大人の教養の3作目で著書は池上彰です。未来は不確実で不透明です。そんな未来を過去の経験や失敗から学び備えることが本書の主題になります。では各章についてザックリ内容を見ていきましょう 1気候変動-地球はもう限界なのか? 日本ではよく地球温…

筋トレは脳トレになる! 最強脳のレビュー

運動をしよう これが「最強脳」に書いてある主題です。筆者はアンデシュ・ハンセン。「スマホ脳」の作者で日本では50万部を超えるベストセラーになりました。 運動をするといろんないいことがあります。例えばストレスについて。脳には扁桃体という部分があ…

大人の教養2のレビュー

本書によると教養は2つの側面があるといいます。ひとつは”時代が動いても古びない普遍的な考えを身に着けること”、もうひとつは”ニュースの洪水の前にいったん立ち止まり、歴史や政治学、宗教や経済の知識を駆使して日々のニュースや出来事を捉えなおす力を…

「数学する精神」のレビュー

今回の記事では「数学する精神」について読んだ感想を書いていきます。僕はこの本を読むまで、数学は計算をするだけの無味乾燥な作業で一方通行の行為だと思ってました。でもこの本を読んでいくうちに考えが変わっていきました。この本ではいろいろなトピッ…