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筋トレは脳トレになる! 最強脳のレビュー

               運動をしよう

 これが「最強脳」に書いてある主題です。筆者はアンデシュ・ハンセン。「スマホ脳」の作者で日本では50万部を超えるベストセラーになりました。

 運動をするといろんないいことがあります。例えばストレスについて。脳には扁桃体という部分があり危険を感じるとコルチゾールというストレスホルモンを出します。運動をするとコルチゾールの量が運動前よりも少なくなります。また、扁桃体の働きにブレーキをかける海馬や前頭葉の働きも運動すことで活発になります。

 集中力をあげるのも運動が効果的です。現生人類の祖先が誕生してから現在までを1日とすると農耕を始めたのは一日の終わりの20分前だそうです。人類の歴史のほとんどは狩猟の時間だったということです。人類の脳は狩猟採取時代からほとんど変わってません。1万年前の人間を現代に連れてこれたなら我々と見分けがつかないでしょう。狩猟時代で一番集中力を求められたのは体を動かしていた時です。なのでその時の名残で体を動かすと記憶力や集中力が増すようになったのだと思われます。

 運動は発想力にも効果があります。コンクリートブロックの使い道を思いつくまま書いてください。そのようなことで測れる発想力を発散的思考といいます。歩きながら発散的思考のテストを行うとより多くのアイデアを思いつきます。理由はわかっていないそうです。脳に多くの血液が流れるからかもしれません。この効果は短時間で消えてしまいます。

 これとは別に収束的思考があります。複数の中から1つの答えを見つけ出す能力です。海、スイカ、太陽この3つの共通点は?答えの1つは夏です。このような思考法は残念ですか運動しても変わらないそうです。

 記憶も運動すると良いそうです。人は短期記憶を海馬という場所で保存します。海馬は左右にありタツノオトシゴのような形をしています。海馬は短期記憶にタグをつけて脳のあちらこちらにしまいます。この操作に1日ほどかかります。運動することで海馬に多く血が流れ記憶を作るの助けます。

 他にも運動するといいことがあるそうですがこの辺にしておきます。僕個人の感想ですがジムに通って定期的に体を動かしていると、気分が晴れるまた気分があまり落ち込まないように感じます。気になった人はこの本を読んで体を動かしてみてはどうですか。