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思ったことを気ままに書く雑談その8ーマインドフルネス

 今日は。皆さんはマインドフルネスというワードを聞いたこと話ありますか。コロナ禍で外出を自粛しなければならなかったころ、ストレスを軽減するための方法としてメディアでよく取り上げられたので、ご存じの方も多いと思います。

 マインドフルネスとは何なのか。定義はいろいろあると思います。僕の理解だと休息の方法です。具体的に何をするのか。オーソドックスなのはまず座ります。そして身体の感覚に意識を向けます。そして呼吸に意識を向けます。数を数えるのもいい良いです。雑念が頭に浮かぶこともあるでしょう。その時は呼吸に意識を戻します。これを繰り返します。雑念が浮かぶのは自然のことです。僕にもよく雑念がわきます。その時は自分を責めてはいけません。

 マインドフルネスがなぜ休息に有効か説明したいと思います。人の脳は体重の2パーセントほどの重さにすぎませんが、体全体の消費するエネルギーの20パーセントを占めています。脳のエネルギーの消費の大半はデフォルト・モード・ネットワーク(DMN)で起きています。DMNは脳が意識的に働いていないときのベースラインの活動です。自動車のアイドリングをイメージしてもらうとわかりやすいと思います。DMNは脳が使うエネルギーの60~80パーセントを占めているといわれています。

 ジャドソン・ブリューアーによるとDMNの主要な活動部位は瞑想で抑制できるだそうです。瞑想が科学的に正しい瞑想法だというエビデンスが集まりつつあります。

 マインドフルネスは脳の働きだけでなく、脳の構造そのものも変えます。マインドフルネスの父と呼ばれるジョン・カバッド=ジンの名前は知っていますか。彼は通常の認知行動療法に瞑想を取り入れたマインドフルネス・ストレス軽減法(MBSR)を提案しました。彼らの研究によるとMBSRを8週間にわたって実践したところ、大脳皮質の厚さが増したという。老化による脳の萎縮に対しても効果があったという。また別の研究では左海馬、後帯状皮質、小脳で灰白室の密度増加が確認されたという。

 ここからは僕がマインドフルネスをした感想について書いていこうと思います。僕がマインドフルネスを初めて5年くらいたちます。今ではストレスに対して前より耐性が付いたと思います。また瞑想中は頭のおでこのほうに血が集まっていくのを感じます。前転倒立をした感じでしょうか。脳には可塑性があるので驚くことではないです。でも脳を変化させるためには瞑想を習慣化することが必要です。みなさんももし興味があればマインドフルネスを初めて見てはどうですか。

 ちなみに僕がマインドフルネスを始めたきっかけは「世界のエリートがやっている最高の休息法」という本です。物語形式で、実際に登場人物がマインドフルネスやってみてどう変化したのか丁寧に描かれています。マインドフルネスを始めるきっかけとして本書をお勧めします。